週刊少年ジャンプ感想まとめ 2022年14号

映画

呪術廻戦

仙台結界④

前回に引き続き、石流、烏鷺の2名と乙骨の激戦が今回の話。
戦闘の中で、石流は「前の生は悪くなかったが、腹八分目というところ。まだ満足していない。だから満足するために死滅回遊に参加する」という動機を告白。

『満足』を求めて乙骨と戦いを繰り広げる中、漁夫の利を狙う形で乱入した宇鷺。
これに怒った石流は烏鷺に対して砲撃を仕掛けるも、烏鷺は術式によって石流の砲撃そのものを捻じ曲げ、押し返します。
やはり烏鷺は石流との術式の相性がよさそうですね。

一方の乙骨は、度重なる戦闘とダメージによって反転術式を幾度も使用したことから、持ち前の呪力量に底が見え始めます。
一般人を避難させたスタジアムからある程度の距離が取れたこと、そして石流・烏鷺も積極的に一般人を狙うことをしないという点から、ついにリカを呼ぶことに。

この際、乙骨は「おいでリカ。全部だ」と発言しています。
全部ってことは…リカは力を分散している、あるいは、複数いるということ??

来週の展開が楽しみですね!

僕のヒーローアカデミア

No.346 スーパーハイパークソハメステージ

青山と出久の演技によってAFOをおびき出した上、物間による黒霧個性コピーを使用してヴィランたちをそれぞれワープで分散させたヒーローサイド。

本来は死柄木に出久をぶつける予定であったのですが、トガによる妨害のために出久は不在となってしまいました。
しかし、ベストジーニストやミルコらプロヒーローを始めとして、爆轟、環、ねじれなどの雄英生徒も参戦して死柄木に対処します。

とはいえ相手取るのは触れるだけで連鎖的に物を崩壊させるチート個性。
そんな死柄木を倒すために準備されたのが、タイトルにもある『スーパーハイパークソハメステージ』でした。

このクソハメステージこと『天空の棺』はサポート課の発目のもとに開発された天空牢獄のようなもの。
天空の棺は全体が電磁バリアで覆われており、死柄木の脱出は勿論の事、死柄木の個性によって崩壊した瓦礫が伝播して被害を及ぼすことも防いでいます。
それに加えて、ヤオモモやセメントスによる物資補給と、A組・上鳴&B組・吹出漫我による電力供給による状態維持対策。
トドメと言わんばかりに、イレイザーヘッドの個性『抹消』をコピーした物間と、抹消のデメリットである瞬きを不要にするマニュアルのドライアイ対策。

蛇腔市において死柄木は、イレイザーヘッド&マニュアルの無限『抹消』コンビにかなり苦しめられていましたが、それにしてもヒーロー側はかなりの戦力をつぎ込みましたね。

一方の死柄木はよくわからないことに。

未完成だった身体が完成したことで自身を増殖させることができるようになった?
来週の展開に期待です!

アンデットアンラック

No.101 Regulation

前回、アンディの目の前に立ちはだかった無数のUMA。
UMAは物理的な存在としてだけでなく、それぞれの概念も同時に内包する存在です。
そのため、例えば“渇き”をつかさどるUMAが死ぬと、“渇き”という現象自体も消えることになります。

ということは、UMAを殺すということはそれだけ地球のルールが変更されてしまうということなのですが、アンディは「どうせ壊れる世界の理なんざ、後生大事に守って何になる!!」とバカバカ殺しまくります。
熱い展開だ。

そして更に立ちはだかるUMAたち。
グラビティ、マグマ、スライスの3体。
マグマは一旦おいておくとして、グラビティとスライスを殺したら、今後のアンディの戦闘スタイルに大きく影響すること可能性が高いです。倒したらマズいのでは??

普通に殺した。

こうしてアンディがUMAを殺しまくっていると、ジュイスに神からの接触がありました。

神曰く「UMAと否定者は、神が理想の世界を作り上げるために意図して追加している」とのこと。
そんなUMAをバカバカ殺しまくるアンディは、神からしたら大きなバグなわけです。
このバグを修正するために行うのが『調整(レギュリエーション)』、つまり今回のタイトルですね。

調整とはどんなものなのか…。
来週が楽しみです!

あかね噺

第4席 何者

前回、とある落語家が遅刻したことで代打として落語を披露した朱音。
今回は遅刻したその「とある落語家」が登場しました。

彼の名前は阿良川魁生(あらかわ・かいせい)。
イケメン落語家で、色気のある登場人物を演じることを得意としています。
6年前に朱音の父らが受けた真打昇進試験において、阿良川一生が試験参加者全員を破門にした後で、唯一『二ツ目』に昇進させた男だとか。

落語が終わったのちにアンケート用紙を見てみると、誰もかれも朱音の感想ではなく魁生の感想ばかりで朱音は面白くない。そんな折、朱音を高く評価した魁生は「うちの師匠(朱音からしたら父を落語から追放させた男)の弟子にならないか?」と勧誘します。

しかし朱音がこの誘いに乗ることもなく。
その代わりではないですが、6年間指導を続けてもらっていた阿良川志ぐまに弟子入りをすることにしました。

6年も落語を見てもらって、まだ弟子入りできていない状況。
志ぐまからすれば、兄弟子による弟子の破門騒動がトラウマになっていたとは思うのですが、兄弟子による勝手な破門に抗わなかった朱音の父や、志ぐま本人の行動力がイマイチ物足りなく感じてしまいます。

落語という特殊な業界にはいろいろとあるとは思うのですが、兄弟子(?)に散々生意気な口をききまくっている朱音が認められているということを鑑みると、とりあえず実力があればなんとかなりそうな気がします。
そんな世界の中で意見を通せない朱音父や志ぐま…イマイチ大物感が伝わってこず、なるべくしてなった、という印象を受けてしまいますね。

いずれにしても、魁生という兄弟子かつライバル的な存在が登場したことで、話に少し幅が出たように感じます。今後はどう話が展開していくのでしょうか。

アオノハコ

#43 どういう文脈?

IHが始まる中で、雛に「たい焼き奢って」と呼び出される大喜。
たい焼きを頬張る中で、雛は「IHの結果が3位だった」という報告を行います。
1位を狙っていた雛でしたが、悔しい気持ちをバネに「次はもっと上に行く」とも宣言。
これに大喜は「応援している」と返すのですが、雛は嬉しそうに「うん」と頷きます。

やっぱ雛ちゃんが一番可愛いんだわ。

こうした流れで公園でたい焼きを食べることにした雛は、ブランコに乗って「靴飛ばし対決をしよう」と提案します。しかも負けたら「誰にも話していない恥ずかしい話をする」という罰ゲームつき。

この勝負の一方、先輩はIHでバスケの試合を行っていました。

そこそこ靴を飛ばした大喜。
次いで雛が靴を飛ばそう…というとき、先輩も同じタイミングでシュートを放ちます。

雛の靴は全然飛ばず。
先輩のシュートも外れてしまう…。

靴が飛ばなかった(意図して飛ばさなかった)ため、罰ゲームで「誰にも話していない恥ずかしい話」をする雛。その内容は大喜への告白でした。

この罰ゲームで言わざるを得ない状況に意図して持って行って告白する、という好意自体は、なかなか素直になれない雛らしく、かつめちゃくちゃ可愛いわけですが。…が、先輩のゴールが外れるのに掛けて失敗する、みたいな描写はマジでやめてほしい。

このあとIHに負けて先輩を慰める大喜と、振られて誰にも慰めてもらえない雛を見ることになるんでしょうか。そんな地獄は誰も求めてないんだやめてくれ…。
雛ちゃんを幸せにしてくれよ…。

PPPPPP

第23話 夜空に希望

コンクールにおける『悲愴』の演奏で音上パパにDVされる場面を全力で共有するラッキー。
以前は特定の相手にしか幻覚的なものを見せられなかったラッキーは、いつの間にか誰にでも見せられるようになっていましたね。

こうして演奏を行うことで、ラッキーはフルスさんに「ピアノを弾くだけで俺は幸せだった。悲しくても希望は見つかる」ということを伝えようとしました。
フルスさんは母が音上に負けてしまったことでグレてしまったのですが、フルスさん自身が音上に勝って昔の母の姿を取り戻してほしい、という願いを込めてピアノを弾いていました。

そして演奏の後、見事にフルスさんの希望になれたラッキー。

だけど手を握る場面の背景が黒いせいで、どこか不穏な雰囲気が漂っているような…。

PPPPPPのヒロインってレイジロウといい、重そうなキャラが多いですね。好みです。

また、フルスさんに「希望は見つかる」という思いを、言葉ではなくピアノで伝えようとするのは、ピアノ漫画ならではの描写でいいですね。

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