守れ!しゅごまる
第1話 さなぎを守れ!しゅごまる
新連載第2弾の第一話です。
ギャグマンガは人によって合う合わないが他のジャンルと比較して一層色濃く出るものだと思いますが、この作品は僕には合いませんでした!!
しかしながら、ただのギャグに使用していたキャラクターかと思いきや、最後に避雷針として活躍させるなど、構成の方は非常に丁寧にまとまっているかと思います。
なお、本編とはあまり関係ないですが、気になる点もありました。
その一つが、しゅごまるの耳から伸びているレシーバーのような機械です。
どうやら年齢と共に伸びるようですね。もしかして鉄虎の一族は、全員耳にあのような機械がついている…?
もう一点、気になったのは、さなぎちゃんの記憶力についてです。
さなぎちゃん、過去に「鉄虎家の5人でそんなに泣き虫なのは、しゅごまるだけだよ」という旨の発言を行っています。この回想を見るに、さなぎちゃんには鉄虎家の子供?(両親含む?)の5人全員と面識があり、しゅごまるともそれなりに親しくしているように見えます。
明日から修行という発言から、この後疎遠になったのと考えられますが…
さなぎにとって、本編冒頭の段階でしゅごまるという少年は、名前も存在も忘れ去る程度の仲だったのでしょう。最後になってようやく思い出す程度とは。
おそらくしゅごまるは、さなぎちゃんを守るために辛い修行を一生懸命に乗り越えたのだろうに…。
寂しいな、しゅごまる。
なお本編時のしゅごまるの年齢が10歳、さなぎちゃんが高校1年生で15歳。ここから過去回想の場面の年齢を考えると、どれだけ幼くてもしゅごまる3歳、さなぎ8歳程度だと考えられます。
(しゅごまるとさなぎを見たところ、5,6歳と10歳程度に見えますが)
しかもさなぎちゃんとしゅごまるの関係はただの近所のお姉さんと弟分のようなものではなく、主と守護者の関係なわけです。さなぎちゃん、王城家を守っている鉄虎家の人間のことくらい覚えていてあげてよ…。
そういう家臣を労わらない(記憶しない)ところが災いして、さなぎちゃんを守護する鉄虎家が他の護衛を勤めているのでは?
大財閥の跡取りでしかも一人娘なのに護衛を付けてもらえないのもそういうところなのでは…。
僕のヒーローアカデミア
No.334 置き土産
とうとうスターと死柄木との戦いが完全決着。
スターが最後に付与した新秩序「他の個性と反発する」によって、AFOに新秩序を渡さなかったスター。最後の散り様がかっこよすぎましたね。
またスターは最後に「人が人を助ける限り、英雄の意思を継いだ誰かが、必ずおまえを打ち滅ぼす」と告げています。この言葉は完全に出久の事ですよね。
ところでここで緑谷って言ってるのは誰…?
AFOの中に囚われている的な描写から死柄木以外はないとは思うのですが、急に髪の毛が黒くなったせいでわりと誰かわからなかったんですよね。目も大きく描かれているし、顔も子供っぽい。
これは死柄木ではなく、あるいは志村転弧くんなのでしょうか。
これは転弧くんですね間違いない。
死柄木はAFOと入り混じることで、死柄木(ヴィラン)としてよりも志村転弧(人間)としての自我が強く出ているということの示唆なのでしょうか?
一か月と少し経ってようやく泥から抜け出した主人公が姿を表しましたね。
今後の展開が楽しみです!
呪術廻戦
第166話 東京第1結界⑥
VS日車の最終回でしたね。
死滅回遊編は微妙だなんだと言われていましたが、VS日車編は僕個人として大変面白かったですね。もともと日車というキャラクターは登場初期から掘り下げられていることもあってかなり好感を持っていたのですが、今回の日車はなんかもう、好き。
芥見先生は人間の心理描写を巧みに描かれる作家さんですが、今回の日車の描写は特によかったですね。毎週クオリティが高いですが、今週に至ってはもう、今週の呪術廻戦が読めただけでジャンプの八割読み終わったわ、という心持ちになりました。今回はそれだけ面白かった。
話は少々変わりまして、日車の術式の話。
前回、領域を展開して虎杖が「死刑」を宣告されたわけですが、宣告された時点で死亡するわけではないのですね。ジャッジマンの発言、紛らわしい。
164話にて虎杖は天元の説明より、「日車の術式は「必殺」ではない」と推測を立てていましたが、その通りであったわけです。
必中であり、特定の条件(有罪・死刑)を満たしたのちに、もう一段階「処刑人の剣で斬る」という条件がありました。これなら日車の術式が必中である理由も頷けます。
この能力のバランスの取り方は上手いですね。
ところで、日車が回想と共に「「あの時」までは人の弱さをこそ尊ぶべきだと思っていた」と語る描写がありますが「あの時」ってどのときなんでしょうか?
僕個人としては日車が術式を発動させ、初めて人を殺めたときのことではないかと思ったのですが、回想と共に流れているところを見ると「裁判官を断った時」のようにも思えます。
とはいえ、裁判官を断ることって別に心が動くようなところでもないわけです。その裁判官を断る理由になった出来事こそが「あの時」であるべきで…。結局、「あの時」ってどのとき?
分からなくなってきたので、改めて読み直したほうがよさそうです。
アヤシモン
第2話 さすがバケモンバトル!
今回はあまり説明がなかった1話に対し、世界観や状況を伝えるための説明回。
今後における様々な伏線らしきものが撒かれる回でもありました。
連載する際にはだいたい三話くらい書き溜めておく、みたいな話をどこかで聞いたことがあるので、1~3話である程度の世界観が完結するのかもしれませんね。
今回の回で鬼王会長が何者かによって殺害され、「炎魔会」で何かしらの目的を果たそうとしているのであろうことが示唆されました。
また、ウララが死亡した鬼王会長の隠し子であることが発覚。
加えてウララが妖怪「鬼」であることも同時に判明しました。
ウララのセリフから「依り代」「隠世」「神霊」という言葉が出てきたことから、彼女の正体や「鬼」という存在についていろいろ考察できそうな情報が出てきましたね。
そもそも鬼という妖怪は地獄において罪人を虐げる存在として描かれていました。それがいろいろと変化して(例えば酒吞童子や茨木童子などのように、現世に生まれた鬼などを指すようになったことから「鬼=地獄の極卒」から「鬼=人ならざる悪しきもの」へと変化した、とかだったと思います)今の鬼があるわけです。
しかしウララのセリフにある「依り代」というワードから、彼女は本来、現世にあるべきでない存在であることが伺えます。
そして「隠世」というのは、おそらく「あの世」のこと。つまり彼女の言う鬼というのは、本来ある「地獄の極卒」としての鬼である可能性が非常に高いということですね。
すべての鬼が極卒というわけではないので、「太古の神霊」と自称するくらいなら位が高い鬼であるのかもしれませんが、その辺りは一旦置いておきましょう。
また彼女は自身が「鬼」であり「太古からある神霊」として発言していました。
妖怪、物の怪、人ならざる者、といった言葉ではなく、神霊。
鬼という言葉は基本的におぞましいもの、恐ろしいものを指すものだったかと思いますが、それが「神霊」とは。
付喪神とかそういう「人知の及ばぬもの」をアヤシモンでは「神霊」と呼ぶのでしょうか?
いずれにせよ、彼女の正体が、作品の世界観に大きく関係するのは間違いなさそうです。
とりあえずウララは「幼い依り代」で活動する「太古からある神霊」ということは間違いがないようなので、ロリババア確定です。いいね。最高だ。
一方、橋姫との戦いによってマルオが普通でないことがわかりましたね。
まあ妖怪の首を殴り飛ばして「実は鍛えただけの人間です」なんていったら、読者全員「ワンパンマンやん」とツッコミを入れたくなるほど派手な力でしたが。
ウララ曰く「妖し者とも人間とも違う何か」だそうですが、なんなんでしょうね。
父親は普通の人間っぽい感じだったので、母親の方に何かしら因縁があるのでしょうか?
それとも、実は捨て子とかそういうもので、父親に拾われていたとか?
あの父親では子供を拾う姿が想像できませんが…。
なんにしても、ジャンプ作品の主人公らしく血統がよろしいようで。
PPPPPP
第10話 シューティング
今回はとにもかくにもフルスさんがカワイイ回でしたね。
フルスさん、最近ぜんぜん出番がなくて寂しかったです。前回さりげなく流していた「実はラッキーも音上でした」という展開も、今回は可愛く受け止めてもらえましたね。
フルスさんマジでいいヒロイン。
かわいい。
今週はフルスさんの他に、ラッキーが練習すればPPPPPPを克服してPPPとかPに聞かせることができる、という話でしたが、音楽のことはよくわからないので省略します。
PPPPPPを克服しようと練習した後とはいえ、フルスさんや六九くんにはラッキーの世界が見えていましたもんね。今回DADAは音が小さいから耳が良いやつにしか聞こえないと発言していたため、どうやらラッキーの演奏によって別の世界が見える人は余程耳が良いようです。
だとしたら六九くん、音上に折れてたけど、君だって才能マンじゃねーか。
ちなみにラッキーがキラキラ星を弾いた際に音上の子供たちが見えたのはDADAだけでしたが、あれはDADA以外の試験官の耳が悪かったということなんでしょうか?
それとも、音が聞き取れる&感受性が強くないと世界が見えない?
地味に気になるところです。
アンデットアンラック
No.088 心にかけて
引き続きVSスプリング。とうとう風子が否定能力を覚醒?させ、好意をある程度操作することで、同時に不幸もある程度の操作ができるようになりました。今週はスプリングの心の動きが良かったですね。
他の四季のUMAと違って、スプリングめっちゃいい奴じゃん…。
正直なところアンディVSビリーが熱すぎて、風子が単独でスプリングと戦うのかぁ、これはこれで面白いけど、なんだかんだアンディがいた方が面白いよなぁなんて思っていたわけですが、本当に申し訳なかった。VSスプリング、めちゃくちゃ面白い。
アンディのように否定能力を考察して戦うのではなく、相手を好きになるために相手のことを知ろうとする風子の戦い方、これはこれでいいものですね。
なんにしても、はやく続きを読ませてほしい。月曜日はまだか。
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