週刊少年ジャンプ感想2021年49号

アニメ

呪術廻戦

第164話 東京第一結界④

今週はいよいよ日車の術式・領域が解禁されました。
彼の領域は「誅伏賜死」。

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誅する…悪人を攻め打つ。殺す。
伏する…屈む、平伏する。(権力などに)従わせる。
賜る…目上の人が下の者に与える。

それぞれの漢字の意味はこのような意味合いを持っています。
そのため日車が使用する領域はシンプルに「悪人を従わせ、日車(目上の者)から下の者(敵・罪人)に死を与える」といった意味になりそうですね。

実際、日車が領域を展開すると、効果対象となった虎杖は裁判にかけられました。
内容は「虎杖は18歳未満だがパチンコ店に客として入店した疑いがある」というもの。
これに有罪になってしまうと、どうやら呪力を奪われるようです。

本編で虎杖は「発動条件緩和のために「必殺」ではないだろう」と推測していましたが、普通に領域の名前に「死」と入っているんですが…。虎杖の場合はパチンコ店というかなり軽い罪であるため呪力を奪われるだけだったが、もし殺人など死刑級の犯罪を犯している相手が領域の効果対象であった場合、有罪で死刑になったりするんでしょうか?

しかし前回虎杖と戦闘を繰り広げた羽場(タケコプター男)は過去、日車と戦って撤退したという旨の話がありました。

タケコプターは虎杖への態度を見るに、初心者狩りでだいぶ泳者を狩っている様子でしたが、彼も呪力を奪われただけ?
(羽場は虎杖との戦闘ではタケコプターしていたため、呪力を奪われるのは一定時間のみ?)
本作では術式の縛りが大きければ大きいほど効果が強まるため、虎杖の推測通り、日車は「必殺」と「時間経過」を無くして「必中」に特化した領域なのでしょうか。

まだまだ日車の能力は謎だらけですね。

また日車は、領域とは別に、主な攻撃武器である小槌を出したり消したり、サイズの大小を変更する能力を持っているようですね。
小槌の出し入れとサイズ自由というと、普通に有能。
下手したら釘崎よりも汎用性が高い攻撃手段なのでは…?

次回、呪力を封じられた虎杖がどのように戦うのかが楽しみですね。

もし呪力を封じられていたのが伏黒だったら勝ち目がなさそうですが、人間離れした身体能力を持つ虎杖なら意外となんとかなるかも?

アンデットアンラック

No.086 私の鎧は

今回は一心の過去回想が中心の独楽回引き続き。

ぶっちゃけ一心に対してはそこまで思い入れもなかったので、僕個人としてはそこまで盛り上がれる回ではありませんでした。
しかしUMAスプリングの落雷攻撃?に対して風子が自分の血にアンディが触れたとき不運を起こすという場面は大変よかったですね。

これまでは「風子が触れた相手にのみ不運を起こす」と能力だったので、おそらく本編初期の風子にはできなかった芸当でしょう。

アンディがビリーとの戦いの中で「能力と向き合い、解釈を広げる」とのセリフを発していましたが、今回の描写では風子が如何に自分の能力と向き合い、解釈を拡げていたか、という点が暗に示されていましたね。
細かい部分ですが回収が上手い! 見事です。
掲載順も今週は上の方に上がっていたのでこのまま人気上がっていけ…!

あと全然関係ないですけど、一心の中身はムキムキなんですね。タチアナちゃんがロリ少女なので、一心も弱気なロリ華奢少女だと思っていただけに驚きでした。

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これだけ身体を鍛えててどうしてあんなに弱気なん??

僕のヒーローアカデミア

No.332 新型極超音速大陸間巡行

今回は死柄木との戦闘が引き続き。正直なところ、アメリカNo.1ヒーローとはいえスターアンドストライプはぽっと出のキャラクター。個性複数持ちである死柄木(?)とは部が悪いため早い段階で能力を奪われるのではないかと考えていたのですが、およそ4話程度に渡る激戦でした。

特に先週はヒーローでありながら死柄木に対して殺意マシマシで、何もさせずに先制で潰すという戦法に出たスター。これで負けたら正直しょうがないでしょ、と読者に思わせる程、怒涛の攻撃の連続でした。

そして今週は「新型極超音速大陸間巡行パンチ」という、文字通りの必殺技を使用しましたね。
これで倒せなかったらほんとにしょうがないでしょ…。

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それにしても、これでもしスターの能力が奪われたら、それこそデクは死柄木に勝てるのでしょうか。さすがに敵が強すぎるのでは。

早く来週のジャンプを読ませてほしいですね。

PPPPPP

第8話 すべてはラに

つい最近新連載として始まったPPPPPP。まだ始まったばかりという印象を受けますが、既に8話も連載していたんですね。もうすぐ二桁とは、時間の経過を感じます。

今回はオーディションで演奏を行ったラッキーに対して、それぞれがリアクションを行う回。とりあえず言えるのは、レイジロウの泣き顔がめちゃくちゃカワイイ事ですね。何にとは言わないけど目覚めそう。

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カワイイ。

さりげなく気になったのは、ラッキーの演奏に対してフルスさんのリアクションが一切なかったことでしょうか。DADAが「想像以上だった」と反応するのに対し、フルスさんは見事なツインテールが描かれるばかりで、肝心の表情は描かれていませんでした。(画像のコマでも制服と髪だけ)

ねえフルスさん。いまどんな気持ち?

場合によってはラッキーに憎しみを抱く病みキャラになってしまうのではないかと、今から戦々恐々としております。
とはいえレイジロウがその枠なので、わざわざフルスさんのキャラを被らせることはないか。

夜桜さんちの大作戦

作戦105.六美ダイエット大作戦

今回も前回に引き続き日常回ですね。しかし初期の頃とは違い、日常回でも完全に日常のみにならず、夜桜百との戦いが暗示される描写がちらほら存在しています。
日常回こそ夜桜さんちの大作戦の目玉のような印象がありますが、正直僕は日常回はそこまで好きではないので、シナリオに踏み込んだパートに入ってほしいところ。

それはともかく、僕はこういう凶一郎兄ちゃんも好きです。

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夜桜はやはり凶一郎がいいですね。いい。

NERU-武芸道行-

第十七般 母と道と

PPPPPP同様、つい最近始まったばかりに感じていたネル。いつの間にか17話です。

今回はネルの母が登場し、親子の確執を描いた回でした。ネルはキャラクター個々の魅力はそこまで高くない印象ですが、今回のドラマ面は非常に上手く演出していたように感じました。また先週登場したばかりの母がネルと親子喧嘩をする際も、ネルの良い分だけでなく、母親の言い分も分かるところがよかったですね。

それはそれとして、なにこの最終回みたいなコマ。
ネル、本当に終ってしまうんか…?

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余談

来週からジャンプ+で好評を博した「地獄楽」の作者・賀来ゆうじさんの新作「アヤシモン」が連載です。また、11月の間に他2本、合計3本の新連載が確定しております。
となると、逆に言えば2~3本は確実に連載が終了するということで…。

レッドフードは近頃話をたたんできている印象がありましたが、とうとう今週が最終回。衝撃のラストを迎えました。

レッドフードは話が少々複雑、新キャラ同時に登場させすぎ、深堀りしなさすぎ、その他もろもろの要素から、人気が出にくそうな印象が強い漫画でした。
かくいう僕も応援していたかと言われると微妙なところで、設定含め全体的に分かりにくいのと、イマイチ盛り上がりにくい、訓練などで意外性はあれど、意外性を覆すほど説明に納得感がない、といった少々惜しい印象です。

とはいえ、終わりよければ総て良し、なんてことを言うつもりはありませんが、本編で応援できなかったぶん、せめて最後はド派手に盛り上げて、美しく終って余韻を残して欲しいと感じていました。

最近打ち切りになってしまった「アメノフル」などは、終盤になるにつれてジワジワ熱い展開が増え、少しずつ面白くなっていましたしね(それだけに打ち切りは残念でしたが)。

またレッドフードの場合、既に打ち切り案を考えていたのか、かなり早い段階で終わりに向けて準備を進めていた印象があります。
最終回の少し前から本編の設定におけるもっとも重要だと思われる部分を明かし始めていましたしね。そのため猶更、綺麗に終わってほしいと感じていたわけです。
しかし肝心の最後のコマは…。

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「俺たちの戦いはこれからだ」で終わりなの?

確かにネタにはなりますが、これまでレッドフードという作品を真剣に応援してきた読者からしたら、これほどガッカリすることはないと思います。
さほど応援していたわけでもない僕ですらガッカリしたのですから。
こんなオチで喜ぶのは本編を碌に読んでいない打ち切り漫画大好きな人たちくらいのものでしょう。
(もしこのオチ含めレッドフードが大好きな人はごめんなさい)
このコマの直前くらいまでは比較的ちゃんと描かれていただけに、最後の最後がこれではあんまりなのでは…。

と、少々レッドフードの不満を漏らしてしまいましたが、話を戻しましょう。
新連載が新たに3作加わるという話です。

「アヤシモン」はレッドフードに代わる作品とみて間違いないでしょう。
では残りの二作と入れ替わる二作品ですが…

やっぱりネルは来週が最終回になるんでしょうね…。残念…。

しかしもう一作、終わりそうな作品は現状ありません。

現在ジャンプでは「onepiece」「僕のヒーローアカデミア」「呪術廻戦」などが定期的に休載になり、これら目玉の三作品が同時に掲載される週の方が珍しいほど。
そのため穴埋め(というと言い方は悪いですが)として読み切りが週に2本程度掲載されている状態です。

これなら他の作品を終わらせず、追加で1本連載してもいいと判断されたのでしょうか。
なんにしても、新しく始まる連載は楽しみですね。新たな名作が生み出されることを期待しています。

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