前回に引き続き、忍者と極道の元ネタ解説です。
前回は「忍者と極道 1巻」のみの解説となったため、今回は2巻~5巻の解説となります。
できうる限り本編の時系列順に沿って元ネタを紹介していますので、この記事を読みながら本編を読んでいただけると、元ネタが分かりやすく入ってくると思います。
とはいえ「忍者と極道」において「フラッシュ☆プリンセス」ネタはどの巻においても基本的に入ってくるため、「フラッシュ☆プリンセス」の元ネタに関して紹介している前回の記事から読んでいただいた方がわかりやすく、おすすめです。
それではいざ。
忍者と極道!! その元ネタの始まりは――。
地獄への回数券

フラッシュ☆プリンセス(以下、Fプリ)の元ネタは、前回紹介したプリキュア六作目、「フレッシュプリキュア!」になります。

そのフレッシュプリキュア!に登場する敵幹部、イース(Fプリ、ヒース様の元ネタ)はプリキュアに連敗を重ねており、これを見かねたラスボスはイースに「新たなカード」を授けます。
この「新たなカード」は、プリキュアの怪人枠「ナケワメーケ」を、より強力な怪人「ナキサケーベ」へと進化させることが可能になるアイテムです。
ようはポケモンを強制的にメガシンカさせるような強化アイテム。
なお、使用者には激痛が走り、命の危険性もあるという、女児アニメ向けのアイテムとは思えないデメリットつき。

上記画像のように正三角形が4つくっついた大きな正三角形の形状をしており、小さい正三角形の数(つまり4回)だけ使用可能になっています。
一つづつ使っていく様がまるでクーポン券のようであることから、ファンの間では「クーポン券」と呼ばれています。
命を失う危険性すらあるクーポン…回数券…ハッ
それって、“地獄への回数券”のことなんじゃないのッ!?
地獄への回数券の命名が極道であろうこともそれっぽいですね。
極道はフレッシュプリキュア!のイースが元ネタとなった、Fプリのヒース様が推しキャラなので。
Fプリのプリバナナ

Fプリのプリバナナ。
夢澤恒星の舎弟であり、2代目竹本組の見習い、粋田惠介の推しプリです。
元ネタはFプリの元ネタであるフレッシュプリキュア!の黄色担当
山吹祈里/キュアパイン

プリバナナと比較して、どちらもショートヘア。
彼女のキャラクター性については前回解説しているので省略します。
ママにも切られたことないのに

これは説明不要かもしれませんね。
機動戦士ガンダムにおける、主人公アムロのセリフ「親父にもぶたれたことないのに!」が元ネタ。
とはいえ最近はネタとして有名になりすぎて、ガンダムを知らない人も使っている場合もありますよね。忍者と極道の場合は、果たしてどちらなのでしょうか。
犬神家

こちらもネットスラングなどで大変有名なネタであるため解説不要かと思いますが一応。
金田一耕助シリーズ(金田一少年の事件簿で言われる「じっちゃん」です)のひとつ、「犬神家の一族」における死体が元ネタとなっています。

オトコング

Fプリの元ネタとなるフレッシュプリキュア!に登場する幹部は美男美女であるため、このようないかついキャラクターは、実は登場していません。
主人公の相方妖精も、シリーズ全体を通して途中で離脱したキャラクターはいなかったはずです。
仲間(極道仲間・組)の仇を討つべく
主人公(日の目を浴びる存在、あるいはそれを守る忍者)に挑み敗れるも…
主人公の相方妖精(忍者の仲間)モエルン(名前的に炎系。つまり陽日を指す)を道連れにした
執念の“侠”…!!
このように、先の戦いで死した夢澤恒星を、プリキュアのキャラクターっぽく落とし込んだんですね。
なお、このオトコング登場回はFプリでは第五話だそうですが、元ネタとなるフレッシュプリキュア!における第五話は、幹部戦とか全然関係ない遊園地回です。
ヒポポタマスマイク

色姉さんが好きだというヒポポタマスマイク。通称:ヒポマイ。
中田三太の元ネタは、「ヒプノシスマイク」の「山田三郎」です。

なお元ネタの三郎は表情が薄いといった設定はなかったかと思います。
ヒポポタマスマイクは他にも登場する場面がありましたが、『ヒポポタマスによって世界が世紀末的な世界になる』という点は、ヒプノシスマイクにおける『第三次世界大戦によって世紀末的な世界になり、女性政権の確立』という点と類似しています。
邪樹右龍
柳生流のモジりっぽい名前です。
柳生流というのは、剣術の流派の一つ。
おそらくこの作者も知っているであろう「甲賀忍法帖」の作者、山田風太郎さんの代表作の一つ「魔界転生」の主人公が、この柳生流の使い手・柳生十兵衛です。
同一作者の作品なので、「忍者と極道」の作者が柳生流を知っていても不思議はありません。
ゴッド・スピード・ユー

改造が施された日本車がゾクゾク登場する柳町監督のデビュー作『ゴッド・スピード・ユー! BLACK EMPEROR』(1976年)が元ネタだと思われます。
ちなみに映画の内容は暴走族のドキュメンタリーです。
林遣●君の真似

画像のガムテのように車のボンネットに寝そべる行為は、HiGH&LOWにおける林遣都が元ネタ。

車のサイズに多少の違いはあれど、ほぼほぼ一致していますね。
僕は HiGH&LOW を見ていないのでわかりませんが、もしかしたら、この帝都高暴走は HiGH&LOW を意識した描写になっているのかもしれません。
レインボーブリッジを封鎖せよ

これは映画『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』が元ネタです。
とはいえ「レインボーブリッジを封鎖せよ」は語呂がいいので、もしかしたら偶然かも…?
と思いたいですが、この映画は2020年時点で実写邦画歴代興行収入第1位、邦画歴代興行収入でも第5位の記録を保持する映画です。
知っている可能性の方が高そうですね。
極道技巧“狂弾舞踏会”

跳弾を計算し、自由自在に弾丸を操作する極道技巧。
THEE MICHELLE GUN ELEPHANTというアーティストの「ピストル・ディスコ」という曲が元ネタ(オマージュ元?)であると思われます。
極道技巧 “世界の終わり

破壊の極八道が一人、殺島飛露鬼の最後の切り札。
自身の頭部に銃口を当てて発砲。自身の頭蓋骨内にて、極道技巧“狂弾舞踏会(ピストルディスコ)”を発動し、跳弾した弾丸を自身の眼球を通して敵を攻撃する極道技巧です。
頭蓋骨内を跳弾するせいで脳味噌が箸でかき混ぜた豆腐のようになりそうですが、意外にも、使用してから死亡直前の間も会話による意思疎通が可能となっていました。
これの元ネタはおそらく「ジョジョの奇妙な冒険」の
『第1部 ファントム・ブラッド』におけるDIO
『第2部 戦闘潮流』にてストレイツォが使用していたこの技。
『空烈眼刺驚(スペースリバー・スティンギーアイズ)』でしょう。

本家も見ての通り、目から飛び出します。
ヤンキラー

こちらも先ほど紹介したオトコング(夢澤恒星)同様に、殺島をモチーフとしたキャラクターになります。
ネムルンとガキミーラ

ガキミーラは「ガキ+ミイラ」というニチアサ番組あるあるな名前。
ガムテのガムテープが包帯のように巻き付けられていることからミイラという言葉が出てきたのでしょう。
ちなみにこのネムルン、色姐さんがモチーフではありますが、髪型のせいか、スマイルプリキュアに登場する妖精・ポップに見えます。

「青い子」で「生徒会長」
こち亀のオマージュだ、ということで話題になったこともあるワンシーン。
内閣総理大臣の愛多間七が、親友であるアメリカ大統領レジー・ナッシュの要望を受け、「青い子」で「生徒会長」のプリンセスグッズを買いに行く、という場面です。
しかし、プリンセスシリーズを知らない愛多間七は「青い子だけで内閣が発足してしまう」として、レジーがどのキャラクターを求めているのかわからずに困惑します。そんな折に登場した忍者に、プリンセスシリーズのキャラクターについて教えてもらう、という場面なのですが…。

わからない人には何がなんだかわからないと思うので、元ネタの画像付きで紹介していきます。
プリアクオス


これはプリキュアシリーズ4作目・5作目にあたる「Yes!プリキュア5」「 Yes!プリキュア5 GoGo」に登場する知性のプリキュア、「キュアアクア」が元ネタです。
忍者はアクオスの特徴として「麗しい太眉」を上げていますが、たしかに眉毛が特徴的なキャラクターでもあります。髪型もほぼ一致。
ちなみにキュアアクアに変身する水無月かれんは生徒会長。
「青の子」、「生徒会長」というレジーの条件に合致しますね。
そして見事、レジーの推しプリンセスでもあります。
なお、この水無月かれんについてですが…作者の別の作品「ジュウドウズ」のヒロインが水無月かれんめっちゃ似ていると噂。変身前の姿と酷似している上、名前も「水月」なのでお察しですね。
作者も水無月かれん推しなのでしょうか。
プリビュティ


忍者は「頭に羽がある」として紹介されたプリビュティ。
こちらの元ネタは、「スマイルプリキュア!」に登場する「キュアビューティ」でしょう。
こちらも頭の部分に羽がありますし、髪型がほぼ一致しています。
変身者である青木れいかは学級委員長であり生徒会副会長。
生徒会長ではないですが、レジーの条件にかなり近いですね。
なお本編37話より、彼女は正式に生徒会長になります。
さすがに「青」と「生徒会長」だけじゃなくて、もう少し特徴を伝えてあげてよ…
と言いたいところですけど、たしかに他に特徴となるものを挙げるのって難しいですよね。
特徴だけでプリキュア(プリンセス)を特定するのは、シリーズを通してのファンじゃないとかなり厳しい…。
プリメード


髪の毛や服装が元ネタとだいぶ異なっていますが、大きなリボンと、名前から推察するに、元ネタは「キュアマーメイド」であると思われます。
キュアマーメイドは「Go!プリンセスプリキュア」に登場するキャラクター。
変身者は海藤みなみ。才色兼備、文武両道の完璧お姉さんで、あと生徒会長です。
これまたレジーの要望にあった、「青い子」で「生徒会長」に合致していますね!!
ここはむしろ、要望に合ったプリンセスを的確に紹介している忍者の判断を褒めるべきでしょうか。
ちなみにこの『Go!プリンセスプリキュア』は、シリーズの中でも話が全体を通してまとまっており、定期的に幹部戦を行うなど話の緩急もつけられ、かつ作画も安定しているため、僕のイチオシ作品です。
プリセイレーン


青紫ということから、髪の毛の雰囲気(特に前髪)は若干異なりますがポニーテールは一致。
おそらく「スイートプリキュア♪」に登場する「キュアビート」が元ネタです。
変身者は黒川エレン。彼女は人間ではなく、いわゆる「妖精」なのですが、妖精としての本名は「セイレーン」。プリキュアとなってからは妖精としての姿に戻れなくなり、エレンという人間としての名を名乗るようになりました。
元の名前が「セイレーン」であることから「プリセイレーン」としての名前が与えられたのかもしれません。
元ネタと比較すると、髪の毛の尖り具合とデコが少々大人しいですね。
プリモンド


プリモンドは『ドキドキ!プリキュア』に登場する「キュアダイヤモンド」が元ネタです。
変身者である菱川六花は医者を目指す勉強好きな秀才。「ドキドキ!プリキュア」では主人公が生徒会長を勤めているため、それを補佐するため彼女は生徒会書記の役職に就いています。
忍者の解説「生徒会書記だけど――」とも一致していますね。
髪の毛のふんわり具合は控えめですが、ポニーテールの付け根部分にリボン的なものがついているなど、類似する部分も見られます。
またキュアダイヤモンドの変身者である菱川六花は、「忍者と極道」におけるとあるキャラクターの元ネタにもなっているので、覚えておくと一層楽しめますよ。
ちなみに僕の推しキュアの一人です。
キュアダイヤモンドをよろしくお願いいたします。
プリグレープ


忍者が愛多に説明を行う前に手に取っていたフィギュア。
元ネタは「フレッシュプリキュア!」の「キュアベリー」でしょう。
フレッシュは「忍者と極道」において最も登場回数が多く、忍者と極道の推し作品でもある「フラッシュ☆プリンセス(通称:Fプリ)」の元ネタであることから、主人公のアブちゃん(プリストロベリー)や、仲間の祈流(プリバナナ)が作中で何度か登場していました。
ベリーに当たるグレープだけ全然登場してないじゃん…と思っていましたが、ここで満を持しての登場です。
よかったね!!
プリンセスショップ

作中特に明言されていなかったと思うので名称不明ですが、プリンセスシリーズの専門ショップであることから、名前はプリンセスショップとかその辺だと思います。
元ネタは、プリキュア専門ショップである「プリキュアプリティストア」。
現在、日本全国に3店舗あり、大阪本店、東京店、横浜店が存在しています。
コマの隅で流れているのは、「フィ~リングッドプリンセス」の主題歌でしょう。
「ヒ~リングっど♥プリキュア」が元ネタで、「ヒ~リング~っど プリ~キュア~」という歌詞があります。完全に一致。
なぎとほのほ 伝説の8話

プリンセスショップにて総理と出会った忍者は、彼のプリンセス知識のなさに苛立ち、プリンセスシリーズを履修させることにします。
その際に見せていたのは、初代プリンセス。
元ネタはもちろん初代プリキュアで、主人公はそれぞれ「なぎさ」と「ほのか」。
「なぎ」と「ほのほ」はほぼ一致です。
ちなみに初代「ふたりはプリキュア」の第8話のサブタイトルは『プリキュア解散!ぶっちゃけ早すぎ!? 』です。一部では伝説とも言われている回で、その内容は…言うまでもないですよね。
愛田間七と“永遠の友達”たち
「忍者と極道」における総理大臣、愛田間七さんとそのファミリー。
この熱いキャラクターたちの元ネタは、全員もれなく「ドキドキ!プリキュア」のメインキャラクターたちです。
愛田間七/相田マナ


内閣総理大臣、愛多間七の元ネタは、「ドキドキ!プリキュア」主人公の相田マナ。
余談ですが、愛多間七を音読みすると「あいだまな」になります。
相田マナはリーダーシップのあるキャラクターで、スポーツ万能、学力優秀、精神的にも成熟しており、困っている人を見ると放っておけないという、まさに「ヒーロー」「正義の味方」を体現したかのような存在です。
とりあえずマナがいたらなんとかなるでしょ、と作中キャラにも視聴者にも思わせる、圧倒的な強キャラ感も。
自分が人より秀でている自覚がありながら、自分が万能ではない(なんでもできるわけではない)ということも同時に自覚しており、そのため人と人との助け合いが大事であると考えています。
しかし自分が万能でないと知りながらも、自身を鼓舞するためか、あるいは他者を安心させるためか
「アタシを誰だと思っているわけ!? アタシは大貝第一中学、生徒会長の相田マナよ!」
といったセリフが出ることも。
愛多間七の「私を誰だと思っている!? 内閣総理大臣、愛多間七である!!!」のセリフの元ネタは完全にこれですね。
ちなみにマナは中学時点で「総理大臣になること」を夢としており、劇場版プリキュアオールスターズ(歴代プリキュアがみんな出るやつ)において夢の中に閉じ込める敵が登場した際、「総理大臣になった」という夢を見る描写もありました。

また、彼女は胸が温かくなると「心がキュンキュンする」といった表現を行いますが、「忍者と極道」でも「キュン」という表現が度々されていますよね。もしかしたら、こちらの元ネタも相田マナかもしれません。

そんなマナには、2人の幼馴染と、他2人のプリキュア仲間、そしてかつて敵であった友人が存在しています。それもあって、愛多間七の周辺人物(永遠の友達)はすべて「ドキドキ!プリキュア」のキャラクターが元ネタとなっています。
こういった理由から、「Fプリ」の元ネタである「フレッシュプリキュア!」と同様、
「ドキドキ!プリキュア」は、知っていると「忍者と極道」を一層楽しめるプリキュアシリーズの一つになりました。
ちなみに「ドキドキ!プリキュア」は僕が好きなシリーズの一つです。
レジー・ナッシュ/レジーナ


作中で愛多間七らに「自己中」であると度々指摘されている、アメリカ大統領のレジー・ナッシュ。
「ファック」という口癖と中指を立てる仕草が特徴的な彼ですが、彼も愛多間七と同様にプリキュアのキャラクターが元ネタです。
元ネタとなったキャラクターは「ドキドキ!プリキュア」のレジーナ。
彼女はプリキュアではなく、ドキドキ!プリキュアにおけるラスボス・キングジコチューの娘であり、敵幹部でした。
レジー・ナッシュの父は地上げ屋であったようですが、無理に地上げを行う様はまさしくキングジコチューといって相違ない存在です。
加えて、間七らがレジーの父と戦ったのは中学生の時分でしたが、ドキドキ!プリキュアにおける主人公たちも中学生なので、かなり元ネタに準拠した設定となっていることがわかります。
また、元ネタとなるレジーナは主人公・マナと仲良くなるも、激しい独占欲と自己中心的な考え方から「マナ以外の友達はいらない」「私と友達なら、他の友達と縁を切って」といったセリフが飛び出し、視聴者にその個性を印象付けました。
(どうやら主視聴者である女児も、彼女のように考える子が多いらしく、シリーズ全体のキャラクター人気投票でも上位に入る人気キャラクターの一人です)
こういった自己中心的な言動は、レジー・ナッシュも行っていましたね。

ちなみに「間七間七~」と名前を二度呼びしたり「なァ~~いいだろ間七~~」と駄々をこねるような発言も、だいたい元ネタであるレジーナがマナに対して言っているor言いそうな発言となっています。
レジーナは初期こそ主人公含むプリキュアと対立していましたが、主人公・マナの愛情・友情に触れることで愛を知り、最終的にはマナを含めた全員と友達になることになります。
そのため「忍者と極道」における愛多間七ら永遠の友達の関係は、「ドキドキ!プリキュア」における最終回後の人間関係をモデルにしていることがわかります。
まさか放送から8年ほどが経過した頃に、新たなドキドキ!プリキュアが供給されるとは思いませんでした。
なお、女児アニメのキャラクターなので、レジー・ナッシュのように「ファック」が口癖とか中指を立てる癖があるとか、そういうことはないのでご安心ください。
聖川盧花/菱川六花


こちらの聖川盧花も、愛多間七、レジー・ナッシュと同様、ドキドキ!プリキュアのキャラクター菱川六花が元ネタのキャラクター。
先ほど青いプリキュアの項目で紹介した、キュアダイヤモンドの変身者でもあります。
彼女は勉学に長けており、生徒会書記として、幼馴染であり生徒会会長である主人公・マナを補佐する立場で活躍していました。「忍者と極道」における聖川盧花と同様に、マナ(愛多間七)に振り回されることが多々あり、苦労人という印象もあります。
しかし、六花もレジーナに負けず劣らずマナのことが大好きで、文句をいいつつもマナのサポートを行うことに対して不満はない様子。
「まったくも~!」と頬を膨らませながらマナを支えてくれています。
別の世界からきたせいでマナたちの世界に馴染めない剣崎真琴(後述)にマナが善意で付きっきりになった際には「本当だったら、マナの隣にいるのは私なのに…」と悩むなど、マナ愛が溢れることもしばしばありました。とにかく可愛いことが最大の特徴です。
僕の推しキュアです(二度目)。
拳崎真虎/剣崎真琴


剣崎真琴は、キングジコチューによって国を蹂躙され、逃げて来たという経緯を持つ、別世界の王国の選ばれし戦士であり、プリキュアです。
彼が割れた子供達によって絶命させられる瞬間のセリフ「誰か…助けて…」というのは、元ネタとなる真琴が敵との力の差に、助けを求める際のセリフでもありました。
また、過去回想において一人で戦う拳崎真虎を間七が助ける描写がありますが、これは完全に原作再現ですね。
(王国最後の生き残りであった真琴は敵と1人で戦おうとしていました)

元ネタの真琴は本編において、一切コネもない状態で歌手として活躍していましたが、拳崎真虎の方はそこまでの描写はありませんでした。裏設定でカラオケの人気者、といった要素がありそうです。
元ネタが、王国の戦士かつ、クール系のキャラクターであるためか、拳崎真虎は警視総監(国を守る立場)かつ、少々厳しいキャラクターとして描かれています。
四刃有数/四葉ありす


元ネタとなった四葉ありすは、マナ・六花の幼馴染であり、大財閥「四葉財閥」のご令嬢です。
まだ中学生でありながら財閥の経営方針への影響力を持ち、加えて祖父の影響で空手、柔道、剣道、合気道の武道もたしなみ、総てがプロ級という運動センスも持ち合わせています。
なお、格闘センスがありすぎた彼女は、小学生の頃にいじめっ子(中学生含む)をボコした経験がトラウマとなり、格闘技系を学ぶことを辞めたことがあります。
ドキドキ!プリキュアの登場キャラクターは総じてスペックが高すぎる…。
常におっとりして冷静な性格は、もちろん四刃有数に引き継がれています。
本編において間七らが割れた子供達に襲われた際、「常人の倍は太っちょですし」とエレベーターの搭乗を辞退して、割れた子供達に挑んだ有数。
それは元ネタとなるありすに武道の心得があったことに起因しているのかもしれません。
なお、元ネタのありすは、マナら同年代プリキュアの中で一番身長が低いです。
もちろん、彼女もマナのことが大好き。同じ幼馴染である六花とも仲がいいです。
というか登場人物(プリキュア変身者以外も含め)全員だいたいマナの事が好き。
中でもレジーナ、六花はわりとマナガチ恋勢みたいなところがあるので、ドキドキ!プリキュアは「マナハーレム」と称されることもあります。


中央が主人公・キュアハート(相田マナ)
ちなみにドキドキ!プリキュアのキャラクターたちが通っている学校は
「大貝(おおがい)第一中学」で、忍者と極道では「桜賀(おうが)第一中学」。
主人公・マナは学校の生徒会長であり、中学時代の愛多間七も元生徒会長。
これに加えて、マナハーレムならぬ、間七ハーレム…。
だいたい合ってる。
窓香荒来/円亜久里


亜久里は小学4年生という立場にありながらも、精神的にはかなり成熟していたキャラクターです。
プリキュアとして戦うことを使命であるとして考えており、マナたちの強化を図る立場にあるキャラクターでもありました。
「忍者と極道」においてはあまり元ネタのオマージュらしき活躍が見られませんでした。
また、6人全員が同じ中学校出身の同級生と言うことですが、元ネタでは、小学4年生であった彼女だけは同級生ではありません。
元ネタの「~ですわ」というお嬢さま口調は、彼にも引き継がれているようです。
また、窓香荒来の過去回想にて間七は荒来を「君は我ら生徒会の“切り札(エース)”だ!」と称していますが、元ネタとなる円亜久里の変身後の姿は「キュアエース」。名乗り口上は「愛の切り札」なので、そこから来たネタでしょう。
永遠の友達


サントラジャケット
ちなみに愛多間七ファミリーの中ではよく「永遠の友達」という言葉が交わされますが、もちろんこれもプリキュアネタです。
ドキドキ!プリキュアの前作、スマイルプリキュアより
「映画プリキュアオールスターズ NewStage」の三部作が作成されました。
映画 プリキュア オールスターズ NewStage 三部作
- NewStage 1 みらいのともだち
- NewStage 2 こころのともだち ←ドキドキ!プリキュアがメイン
- NewStage 3 永遠のともだち
こちら三部作の劇場主題歌はすべて「永遠のともだち」。
主題歌は3作とも、それぞれバージョン違いとなっています。
おまけ

こちらも愛多間七らと同様、ドキドキプリキュアネタです。
剣崎真琴が元いた国であり、キングジコチューに滅ぼされた国、トランプ王国。
そのトランプ王国の王女がマリー・アンジュです。
円亥杏珠(まるいあんじゅ)はだいたいそのままですね。
「アン」と呼ばれていることから確定です。
一方の城水元英は名前こそ元ネタとの関連性が難しいですが、のちに円亥杏珠から「ジョナサン」と呼ばれています。
ドキドキ!プリキュアに登場する「ジョー岡田 / ジョナサン・クロンダイク」が元ネタで間違いないでしょう。
F☆プリンセス17話Bパート

ちなみにこれも例にもれずオリジナル。
元ネタであるフレッシュプリキュア!の17話は、キュアベリーが新たな必殺技を手に入れる強化回となっています。
プリンセスおなかパンチ

プリキュアシリーズ7作目、「ハートキャッチプリキュア!」における
主人公の技のひとつ「おしりパンチ」が元ネタです。
7作目である「ハートキャッチ」は「おジャ魔女ドレミ」のスタッフが作ったことで知られており、シリーズ内でも非常に評価が高い作品です。作者も好きなんだろうな、というのが「心の臓に響く衝撃の連続であるッッ!!」という愛多間七のセリフから伝わってきます。
ちなみに主人公の声優が水樹奈々であることでも有名な作品です。
また、間七が手に握りしているのはおそらく「ミラクルペンライト」。
映画館などで女児たちが「ぷいきゅあがんばえ~~!!」と応援しながら振り回しているアレです。
大人だろうが子供だろうが、プリキュアを応援する際には欠かせないアイテムですね。
貴方バカァ?

これは新世紀エヴァンゲリオンに登場するアスカ・ラングレーのセリフ「アンタバカァ?」からきているものと思われます。
これ系のセリフが全部アスカに聞こえるのも問題ですけど…。
最後に
というわけで、今回は2~5巻を中心に元ネタの解説を行っていきました。
これまではフレッシュプリキュア!を履修すればOKといったことが言われていましたが、まさかのドキドキ!プリキュアモチーフのキャラクターがここまで登場し、しかもわりと本筋に絡んでくることに驚きました。
この記事を元に、皆さんが「忍者と極道」をより一層楽しめれば幸いです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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